トレーラーの車検は普通車と何が違う?検査項目・周期・費用のまとめ
トレーラー(被牽引車)にも車検があります。排ガス検査や速度計検査がなく、費用も普通車よりずっと安い。検査項目・車検の周期・費用の目安を、普通車と比べながら解説します。
トレーラーにも、独立した車検があります
ボートトレーラー、キャンピングトレーラー、荷台トレーラー—— これらは被牽引車(ひけんいんしゃ)として、牽引する車とは別に登録されます。
つまりトレーラー自体にナンバーが付き、車検もあるということです。
「牽引する車の車検を通せば一緒に済む」ということはありません。
普通車との違い
一番の違いは、エンジンがないことです。 そのため検査項目が大きく減ります。
| 検査項目 | 普通車 | トレーラー |
|---|---|---|
| 同一性の確認・外観 | あり | あり |
| 灯火類 | あり | あり |
| サイドスリップ | あり | なし |
| スピードメーター | あり | なし(速度計がない) |
| ヘッドライト | あり | なし(前照灯がない) |
| ブレーキ | あり | 装備があれば実施 |
| 排出ガス | あり | なし(エンジンがない) |
| 下回り検査 | あり | あり |
ユーザー車検で最も落ちやすいヘッドライトと排ガスが、そもそもありません。
軽トレーラーのようにブレーキを装備していないタイプなら、 実質的に「外観の確認と下回り検査だけ」になります。
構造としてはリヤカーに近く、点検する箇所も限られます。 そのためユーザー車検との相性が非常に良い車両です。
車検の周期は種類で変わります
ここが混乱しやすいポイントです。
| トレーラーの種類 | 車検の周期 |
|---|---|
| 軽トレーラー | 2年ごと |
| キャンピングトレーラー(特種用途) | 2年ごと |
| その他の普通・小型トレーラー | 初回2年・以降1年ごと |
「その他」に該当すると毎年車検になります。 自分のトレーラーがどれに当たるかは、 車検証の「有効期間の満了する日」と用途区分で確認してください。
思い込みで2年だと考えていて、うっかり切らしてしまう例があります。
費用の目安(軽トレーラーの場合)
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 自動車重量税 | 6,600円 |
| 検査手数料 | 1,400円前後 |
| 自賠責保険 | 5,000円台 |
| 合計 | 約13,000円台 |
普通車のユーザー車検が約26,000円(軽自動車)〜44,000円(コンパクト)ですから、 トレーラーはかなり安く済みます。
> ⚠️ 自賠責の保険料は契約期間や地域で変わります。 > また令和8年(2026年)11月1日始期の契約から改定される予定です。 > 正確な金額は窓口や保険代理店で確認してください。
具体的な手順は軽トレーラーのユーザー車検で解説しています。
牽引する側にも手続きが要ります
見落とされがちですが、トレーラーの車検だけでは牽引できません。
牽引する車の車検証に、 けん引できるトレーラーの重量が記載されている必要があります(950登録)。
これがないまま牽引すると違反になります。 詳しくは950登録とは?をご覧ください。
また、トレーラーの重さによってはけん引免許も必要です。 境界は750kgの壁で解説しています。
車検に必要な装備
トレーラーには、普通車にはない専用の装備要件があります。
- 前部反射器
- 後部反射器
- 連結装置
- 安全チェーン
- 駐車ブレーキ
詳しくはトレーラー車検で必要な装備へ。
まとめ
- トレーラーには独立した車検がある
- 排ガス・速度計・ヘッドライトの検査がないぶん、ユーザー車検が通しやすい
- 費用は軽トレーラーで13,000円台が目安
- ただし車検周期は種類で違う(毎年のものもある)
- 牽引側には950登録が別途必要
牽引する車のほうの車検費用が気になる方は、 車検5種類の費用比較もあわせてご覧ください。
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